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ECサイトの広告費の考え方。どのように使うと効果的なのか?
ECサイトを運営している事業者様は、売り上げを上げるために様々な施策を考えられており、日々最適な答えを探して悩まれていることと思います。
その中でも、広告費の使い方について時間を割いて検討している事業者が多く、弊社のもとにも効率の良い方法についてお問い合わせいただく機会が多いです。
お問い合わせいただいた際に、こちらから質問させていただくことがございます。
「広告費と販売促進費を分けて考えていらっしゃいますか?」
今回の記事では、ECサイトの売上向上のための広告費と販売促進費の考え方。
重要なのは広告費よりも販売促進費
「広告費と販売促進費を分けて考えていらっしゃいますか?」
冒頭でお伝えした通り、弊社に広告費についてお問い合わせいただいた際に質問させていただく内容です。
是非、分けて考えてください。
販売促進費の使い方がECサイト、特にECモールで重要になってきます。
極端なお話をさせていただくと、ECモールである程度実績を積み、検索上位を獲得できるようになった際には、広告費は0円で、販売促進費のみで売上を上げていくことも可能になります。
広告費と販売促進費の違い
ではここで、広告費と販売促進費の違いについてご説明いたします。
同じような意味で認識されている方も多いと思いますが、EC事業を進めていくにあたり、 事業計画や、会計上の勘定項目としては別物なので、EC担当者様はぜひ知っておいていただきたい内容になります。
●広告費
勘定項目上では、「広告宣伝費」といい、不特定数の方に向けて宣伝効果を意図して支出する経費のことをいいます。
Google・Yahooのリスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、ECモールでの 検索広告(楽天RPPやYahooショッピングのアイテムマッチなど)、純広告など広告費としてわかりやすいものもあれば、商品を購入されたお客様への同梱するチラシも広告宣伝費として計上されます。
●販売促進費
販売促進費は、販売を促進するための費用で、消費者に対して直接的なアプローチをする経費です。
EC事業で具体的に説明すると、割引やクーポン、送料無料キャンペーンなどで負担する費用のことを指します。
販売促進費をうまく使い、売り上げを上げる
売上を上げるためには、店舗に訪れたお客様に購入してもらわなければなりません。
購入のきっかけになるのが、クーポンや割引、ポイント等の施策です。
特にECモールでは、競合他社の商品と比較されやすくなっており、たくさんの広告費をかけて集客したとしても、 同ジャンルの他店が安く販売していることもあり、ポイント還元率が高ければ、お客様を取られてしまう可能性が高いです。
重要なのは派手な露出ではなく、店舗に訪れたお客様に販売価格の面でもしっかりメリットを感じてもらうことです。
クーポン、割引、ポイント還元により、利益率は低下しますが、 他社比較の中で勝ち抜き、結果的に、購入者、購入回数が増えることで、売上げが伸びていく仕組みになっているのです。
EC事業者様の中には、広告のことはよくわからないという理由で、多くの広告費を広告代理店に預け、運用してもらっているケースも多いと思います。
もちろん、お店に人を呼び込むための広告費も大切ですが、呼び込んだお客様にしっかり購入まで進んでもらう事こそが非常に重要だと考えます。
集客から購入までの一連の流れをしっかり組立てた戦略があるからこそ売上を伸ばす事が出来ると言えます。
商品を購入してもらいたいお客様がどこにいて、どのような広告を配信するのか、競合他社を分析し、いくらで販売するのが良いのか。
我々、クレセントはECの戦略立案から施策立案、競合分析、広告運用、EC運用などクライアントの売上を上げるための施策を考え実行いたします。
現在、広告運用に成果が出ていないなどお困りの場合はぜひご相談ください。
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